<特別賞>【新しい人との出会は、人生経験を豊かにする】

病院20

ペンネーム:amy73scot さん 栃木県出身 39歳 看護師

人生は人との出会いの積み重ねで成熟するといわれている。
私はいつも考える。もし、今でも生まれ故郷でずっと同じ場所で同じスタッフと仕事をしていたら・・・
きっと今の自分とは全く違った人生観や価値観が備わっていただろうと。

日本は、今までは終身雇用が当たり前の世の中であり、それが当然のことであると考えられていた。
しかし、現在、世界の情勢は日々刻々と変化している。わが国でも、経験豊富で創造力のある人材が求められる時代になった。
人生の経験値を上げていくうえで、人との出会いは必要不可欠な要素でありうる。
それゆえに、応援ナースの制度は私にとって大変有意義であり、人生経験を豊かにする一端を担っている。

私が応援ナースで就労するきっかけは、海外留学であった。
海外では、終身雇用は稀である。多くの人が、働きながら勉強を続けてスキルアップしながら、本来自分に合った仕事を一生かかっても探していくのが通常である。
また、同時にいくつかの仕事を持っている人もめずらしくないことである。
私は、30歳になるまで看護師として病院で働いて、仕事にもだいぶ慣れて、看護師として働くことに自信を持っていた。
しかし、それが実は医療分野以外のことには無知に近い状態であり、ひとりの人間としては半人前であることに、初めて気付かされるのであった。
実際、私たち医療従事者が対応する対象 者は高齢者が多い。自分よりも知識や人生経験が豊富な人々に接する機会が多いわけである。
しかしながら、忙しさを理由に毎日の業務に追われながら、自分を振り返り、日々精進する努力を怠っていたと思う。

その結果、せっかく日常の業務の中で人生の先輩たちとの出会いがあったにも関わらず、それを有効に利用しなかったため、その出会いから学べることを吸収できずに20代を過ごしてしまった。

その後、海外から帰国して応援ナースで就労することになった時、どの病院や施設でも、新しい職場環境に慣れるのには苦労したことも多かったが、そこでの出会いから新たな知識や経験を得ることもできることを知った。
そして幸運なことに、どの職場でも友人関係に発展する人たちに出会うことができた。
すべての人が、自分に合う人とは限らなかったが、そんな時でも自分の考えを改め、自分に降りかかる困難も人生の糧と事態を 受け入れることができるようになった。

今では、そんな環境の変化や新しい人々との出会いに対して、不安よりも期待の方が大きくなってきている。
そればかりか、患者やスタッフ、すべての人々との出会いは、必然的で意味のあるものであると信じ、積極的に関わることで、自分の仕事にもプライベートにも大変良い影響を与えている。

現在、また新しい環境で応援ナースとして働き始めたばかりである。
看護師としての知識とスキルのさらなる習得と向上も重要であるが、人との出会いによって形成される今後のひとりの人間としての人生もそれ以上に大切なことであると私は考える。

最も有意な経験を会得する機会を与えて頂いたナースパワーの応援ナースの制度に感謝して、この貴重な体験を次の人生のステップアップに繋げられるように、これからも日々の業務に取り組んでいきたい。

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