看護観について

看護観とは

看護観とは、「看護師として患者にどのような看護を行うか」についての考えのことです。看護観は、看護師個人によって異なり、またそのときの立場や状況によって変化するものでもあります。さらに看護師として経験を積む過程で、看護観は深まりゆるぎないものになっていきます。ナースパワーに沢山の看護師さんから、様々な看護観を投稿していただきました。これから看護師を目指す方はきっかけに、そして現役の方は再確認に、復職を予定されている方は振り返りに…是非、記事を読んでいただいて看護師の魅力を感じていただけたらと思います。看護観は看護師さん一人ひとりが個別に持つ独自のものですので、出来る限りたくさんの看護観を掲載させていただきます。

私の看護観

私の看護観、看護師画像

なぜ、看護師として働き続けるのか。
看護についての考え方をご覧ください。

  • 経験に基づいた私の看護観
    【看護師30歳(岐阜県出身)】

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    看護師として働く上で、私が心がけていることが三点あります。

    一点目は患者さんの状態や要望をできる限り傾聴し、患者さんが安楽、安心して治療を受けられる環境を作れるように心がけています。
    当たり前のことですが、多数の患者さんを受け持ち、忙しい看護業務を行っていると、時に看護師のタイムスケジュールに患者さんを合わせてしまいがちな事があります。
    入院していても患者さんには患者さんの予定や考えがあることや、入院や治療は患者さんに大きなストレスを与えていることを常に考え、ストレスを増強させないような患者さんとの関わりを心がけています。

    二点目は患者さんに合った対応や看護を提供することです。
    状態や治療内容等にもよりますが、患者さんができることはなるべく自身でやってもらい、できないところをお手伝いしていくように心がけています。
    特に高齢の患者さんの場合、普段自分でしていた事も入院したことにより出来なくなったり、看護師や周りの人に頼りがちになってADLの低下が見られたりします。
    そのような事がないように、看護師間でも情報交換を密に行い、患者さんの回復過程にあった対応や看護をしていくことが大切だと考えています。

    三点目は患者さんだけでなく、患者さんの家族ともコミュニケーションを密に図ることです。
    家族からの情報は、患者さんに合った看護を計画、実行していく上で一番の情報源であり、重要だと感じています。
    また家族とコミュニケーションを図ることで、家族の思いや看病などでの疲れはないかなど、家族の状態も知ることができ、家族へのケアも考えて看護ができると思っています。

  • 患者様に触れる手は優しくをモットー
    【看護師27歳(長野県出身)】

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    “どのような時でも患者様に触れる手は優しく”をモットーにしています。
    それを忘れず、チームの一員として一日でも早く患者様にとって最善の看護が提供できるよう努力しています。

  • 場所を問わず看護を行える医療者でありたい
    【看護師27歳(山口県出身)】

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    私は、場所を問わず看護を行える医療者でありたいと思い、これまで急性期、僻地離島、発展途上国、在宅拠点病院で働いてきました。

    私が学んできたことは、自分の価値観や尺度で物事を判断しない大切さです。
    その土地で、過ごされる人々の思いや背景、文化があり、医療の中で優先されることは患者ひとりひとり異なるため、患者への理解だけでなく地域に根付いた地域医療を学ぶ必要があると考えています。

  • 患者のニードに応じたチームマネジメント
    【看護師34歳(千葉県出身)】

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    私が提供できる看護は集中治療室で得た経験を生かし、患者の異常の早期発見と状態に合わせた介入である。
    集中治療室では、ハイリスクまたは侵襲が大きく適時適切な観察と介入が必要な術後患者、心筋梗塞やくも膜下出血など緊急的に治療が必要となった患者などの看護に携わってきた。そこでは、ただ知識やデータを読み込むだけでなく、それぞれの患者の状況に合わせて得た知識を使い、患者がより良く回復に向かえるよう支援していく事を学び、実践した。

    更に、看護的関わりだけでなく、患者がより良く自立回復に向かえるよう、他職種とのチームワークについても学び、実践を重ねた。
    患者の自立に必要な要素があればチームで話し合い、必要なスペシャルリストへのアプローチも行い、点ではなく輪で支える事に取り組んだ。

    以上の事より、知識と経験を基にした患者の全身管理観察、患者のニードに応じたチームマネジメントが提供できるのではないかと考える。また貴院で働くにあたり、自身の課題を見つめ、より良い看護が提供できるよう努めたい。

  • いかにその人らしく過ごすことができるか
    【看護師30歳(北海道出身)】

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    8年間の臨床経験において、患者様がご自身の厳しい病状と向き合っていることが多く、限られた生の時間を『いかにその人らしく過ごすことができるか』に視点を大きく置いて関わることを大切にしていました。

    困難に感じる場面では、チームメンバーのサポートへ感謝するとともに、相互に助け合うことでチームワークを充実・確立していくことの重要性を学びました。また、様々な職種や経歴の方と働くことで、自分の視野が広くなったと思います。

  • 患者や家族のためにどうするべきなのか考える
    【看護師・30歳(岡山県出身)】

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    私は、主に3次救急の救命センターのICUとER、成人の心臓血管外科術後を中心としたICUで勤務しました。超急性期病棟での勤務が中心ではありますが、モニターに頼る看護ではなく、患者を直接みて何が必要かを考え、自分が患者や家族ならどのような看護や医療を提供されたいかを考え行動することを心がけており、それが私ができる看護であり、今後も実践したい看護です。

    また、病院を退職後、JICAの青年海外協力隊としアジアの総合病院で看護師として活動しました。
    私が直接医療行為を実施することはできませんが、配属先だけでなく地域の医療施設で看護実践の指導や、患者や家族と関わり指導の手助けを行いました。
    そして、医療をより良くする為にスタッフや患者・家族とコミュニケーションを取り一緒に考え行動して行く大切さを学びました。
    その経験を活かして、スタッフと共に、患者や家族のためにどうするべきなのか考え、患者や家族にとってより良い医療につながる看護を実践したいです。

  • 寄り添う看護
    【看護師・28歳(徳島県出身)】

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    看護師となってから沢山の方と出会い経験をし、今私が看護をする際に必要だと思うのが寄り添うことです。当たり前ですがこれが一番難しい事であると思います。

    看護師となってから、私の家族が入院したり手術をしたりすることがありました。
    病院内で看護師ではなく家族の立場でいた時に、看護師や医師の言葉遣いや対応を見て悲しい思いをしたことを覚えています。
    また、今まで勤務した病院内でもスタッフの対応に対して嫌悪感を抱いたこともあります。
    看護師にとって患者は患者ですが、家族にとってはたった一人の家族です。
    時々、患者の家族の方でとても小さなことでクレームを言ったり、色んな事を聞いてくる方がいます。
    看護師からするとなんでそこまで怒られるのだろう?気にしすぎではないか?などと考えてしまうところですが、この患者は誰かのとても大切な方であるという事を忘れてはいけないと思います。
    それを忘れなければ私が実践したい「寄り添う看護」に近づけると考えています。しかし、自分自身、看護が業務になってしまっていて実践しきれていないと反省する事もまだありますが、これからも私が看護師であるからには寄り添う事を忘れず日々精進していきたいと思っています。

  • 患者様に頼りになる看護師
    【看護師・30歳(鳥取県出身)】

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    私は7年間整形外科病棟で働いていました。
    そこでは、脊椎疾患と股関節・膝関節疾患の手術を年間約700例行っており、入退院が多く手術も多い病棟でした。患者様は、高齢者が多く、心疾患のある方や透析患者様など、リスクの高い手術も多く行われていました。

    今後高齢化が進んでいくと整形外科だけでなく複数の疾患を併せ持った患者様が増えてくることが予想されます。偏った知識のみだと見つけるべき状態の変化に対応できなくなる可能性が高くなるかと思います。それは治療しておうちに帰りたいという患者様の根本的なニーズに迅速に応えられる可能性を低くすることだと考えます。

    これまでの経験にすがって「看護師であること」だけでいくのではなく、どんな疾患でも、どんな状態に患者様がなっても対応できるように、継続して学び、経験を積んでいき、患者様に頼りになる看護師になっていきたいと考えています。

  • 日々経験し、新しい知識や専門性のある学習をしていく
    【看護師・32歳(大分県出身)】

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    私は、3年間救急看護に従事して来ました。
    その中で、患者さんの安全や治療がスムーズに行われるように援助し、急変時の対応など経験させていただき、生命に関わる大変な仕事である事を実感しました。

    また、患者さんに信頼されるのはもちろん、同じ医療に従事するスタッフの信頼を得ることも大切なことだと感じています。
    患者さんの状態の変化に気づくこと、訴えに向き合い寄り添う事、救急看護で多くの事を学びましたが、全て完璧にできているという気持ちはなく、やはり日々経験し、新しい知識や専門性のある学習をしていくことが大切だと思っています。

    同僚の看護師から学ぶことも多くあり、情報交換や、コミュニケーションは自分自身の向上となり、その時の看護にも反映され、日々教えていただく事が多いです。
    これからも、患者さんやスタッフの信頼を得られるよう、新しい看護技術や知識を身につけていきたいと思います。

  • 患者と共に治療方針・目標を達成できる看護
    【看護師・44歳(鹿児島県出身)】

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    私が一番大切にしていることは、常に患者の立場に立ち考え看護を提供することだ。

    例えばナースコールが多いと患者へ不満を漏らす看護師がいる。
    決して少なくないが、何故頻回にコールするのか考え看護を提供する看護師は少ないと感じる。

    忙しい時こそ、時間を割さいて話を聞くことで患者は安心しコールは減るだろうし、点滴終了時間を正しく把握し終わる前に訪室すれば、また定期的に尿意の有無を聞くことでそれは減る。患者はコールしなくてもわかってくれるという安心感、私達は信頼を得るだろう。

    もちろん疾病・技術の知識は不可欠であるが、それだけでは患者の信頼を得ることは容易ではない。

    また言葉の使い方、伝え方、声のトーン、表情一つにしても患者の感じ方は違う。
    常に落ち着いた態度で穏やか対応することが必要だ。

    信頼のもとで話し合いができ患者と共に治療方針・目標を達成できる看護を提供していきたい。

  • 看護師‐患者間の信頼関係ほど大切なものはない
    【看護師・26歳(宮崎県出身)】

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    私が看護師として患者さんと関わる際に重要視していること、それはいかに信頼関係を築けるかである。

    毎日の多忙な勤務の中で、ケアを行う際に看護師‐患者間の信頼関係ほど大切なものはないと私は考えている。
    しかし、その信頼関係を構築するための十分なコミュニケーションをとる時間を確保することは、大学病院に勤めていた私にはほぼ不可能だった。
    このことに私は憤りを覚えたが、それと同時に、ではどうすればいいのか?と考えるようになった。

    そして、私が導きだした答えは、限られた時間の中での関わりを大切にすること、であった。
    廊下で会ったら笑顔で挨拶をする、清拭を行う際にちょっとした世間話をする、バイタルサイン測定の際には患者である前に一人の人間として体調を気遣う、などである。
    これらは一見当たり前のことのように思えるが、忙しい勤務の中でついつい忘れがちなことでもある。
    どんなに多忙な環境の中でも、これらのことを心に留めつつ患者さんと関わることができる、これが私の実践したい看護である。

  • 自分の存在が患者にとって、頼れる存在であること
    【看護師・37歳(熊本県出身)】

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    いつも患者を中心に考えて看護を実践していくということである。看護師は、日々患者および家族との関わりがあり、その中で回復し喜んで退院していく方もいれば、耐えがたいつらい思いや悲しい経験もあり、逃げ出したくなることもある。

    その中で、忙しい中でもいかに自分が患者に寄り添って関わっていけるかということを考えながら看護を実践していきたいと考える。色々な職場で複数科を経験していることは自分にとっては強みであり、また急性期経験も長いため、その経験を活かし患者と関わって生きたいと考える。

    私は、患者の状態は違っても看護師として自分がやりたいことはひとつであると感じた。それは看護師として自分の存在が患者にとって、頼れる存在であることである。技術やコミュニケーション能力もさることながら、自分の経験を活かし、患者自らが病気に立ち向かっていけるよう力になっていきたい。

  • 個別性を活かした看護を提供
    【看護師31歳(東京都出身)】

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    私はこれまで、主に産婦人科、乳腺・甲状腺外科、循環器内科、心臓血管外科、消化器内科・外科、整形外科、呼吸器内科・外科、皮膚科、泌尿器科での経験を積んできました。治療では手術を始め、化学療法、放射線療法からターミナル患者のケアや看護まで幅広く行っています。

    また現在は個室看護を行っており、対応の難しい患者と多く関わりを持つ中で、適切な接遇とそれを実行していく大変さを感じ、日々学んでおります。VIPから自己で意思表示のできない新生児まで、様々なステージの患者と関わり、それらの経験から身体的・精神的・社会的背景や環境を考え、個別性を活かした看護を提供することができると思います。

    日々変化していく状態の中で患者の声に耳を傾け、患者・家族と医師の間に立ち、患者にとって最善の治療を納得して受けられるよう、相談相手となりサポートしていきます。今までの経験を活かして急性期看護の知識・技術を深めていきたいと思っています。

  • 患者さん一人一人にあった看護
    【看護師30歳(宮崎県出身)】

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    私が看護師をする上で大切にしている事は常に患者さんの事を考えて看護する事です。看護師が全てをすることは簡単な事だと思いますが、それによって残存機能も低下すると考えます。私はこれまで一人一人にあった看護を行うことを意識して業務に取り組んできました。

    しかし、看護師もチームで働いている為看護師同士の情報共有不足や看護の統一が出来ていない時もあり一人一人にあった看護を行う事が難しい時もあります。 看護師同士の情報共有、看護の統一を目指し常に患者さん一人一人にあった看護を行えるようにしたいと思っています。

  • 患者が心から安心して療養できる看護
    【看護師30歳(山口県出身)】

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    私が実践したい看護は、身体面のみならず、心理面にも配慮し、患者が心から安心して療養できる看護です。 私が看護師になって1年目は、外科勤務だったので、「とにかく完治することが目標」と考えて看護していました。
    なので、今振り返ると、技術面で治療に貢献することに集中しすぎていて、患者やその家族の心理的な不安や苦痛に、充分に配慮できていなかったと思います。

    患者が治療をするにあたって、完治ことは確かに目標であると思います。でも、経験を通して気づいたのは、治るまでの時間も、その患者にとって、人生の大事な時間であることに変わりないということです。完治だけを目標にしてしまうと、今が欠けているように感じられ、目の前にある、喜びや幸せに気づけません。

    なので、療養時間の中でも、患者が自信を失うことなく、また、今にある喜びや楽しみに気づけるよう看護できることが、私の目標です。

  • 自分が患者の立場だったらどうかを考える
    【看護師28歳(神奈川県出身)】

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    手術室看護師としての4年間を経て、わたしが仕事をする上で大事にしていきたいことは、常に自分が患者の立場だったらどうかを考えることです。とても初歩的で、必ずしなくてはならないことなのですが、仕事をする上で忙しさに追われて効率主義な考えになってしまうことがあります。

    素早く手術を終わらせる事が侵襲も少なく、患者にとって良いことではありますが、不安を抱えた患者に対して対応がおろそかになってしまっては、その患者の手術室看護は行えていないと思います。

    病棟では患者自身が声を出したり、体を動かして、自分の気持ちを訴える事ができますが、手術室において、全身麻酔がかかっている患者は声を出す事も体を動かす事もできません。そういった患者をバイタルをみて情報をキャッチし、麻酔がかかる前には精神的な負担に配慮していく事がとても重要になると考えています。
    手術につく前には外回り看護師、器械出し看護師ともに患者個人個人のアセスメントを行い、看護を実践していきたいと思っています。

  • 本人の意思を尊重した看護
    【看護師35歳(青森県出身)】

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    私は今まで、整形外科、耳鼻科、泌尿器科での勤務経験があるため術後の患者観察、管理は行えると考えています。また救急センターでの経験もあるため急性期患者対応も行えると考えています。
    私が今まで患者さんとの関わりの中で、手術前から関わることができた患者さんが元気になって退院していく姿を見た時に、この仕事のやりがいを感じることができました。患者さんの立場になり、歩み寄り、満足して頂くための看護を提供することが重要と考えております

    但し、元気に退院していく患者さんばかりではないため、その患者さんが最後まで自分らしく生きて過ごせるように、本人の意思を尊重した看護の実践を目指していきたいと考えています。

    これまでの様々な経験を生かし、入院患者さんの考えに基き、その意思や考えを尊重した看護を実践していきたいと考えています。また私の今までの経験で医療貢献をしていきたいと考えています。

  • 患者様の想いに寄り添った看護
    【看護師31歳(宮城県出身)】

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    私は、患者様の想いに寄り添った看護をしたいと看護学生時代から思っていました。実際に入職して、看護師として働いてみると、看護師としての印象は学生時代にイメージしていたものとは全く異なるものでした。

    様々な業務に追われる中で、患者様の話しをゆっくり聴くのは困難で、私はひたすら1人前になることを目指し、業務の効率さと速さを追求していきました。入職して3年程経ったある日、先輩の看護観を聴く機会があり、私は先輩方の看護観を通して、初心を思い出し、患者様に寄り添う看護を心がけるようになりました。

    地域の中核病院を担っている貴院には様々な年齢層・疾患の患者様が入院療養されていると思います。看護師は患者様にとって身近な存在であり、時には医師や他部署との架け橋となる役割があります。患者様の想いを聴き、患者様中心の医療を貴院で働く皆様と一緒に尽力していきたいと思っています。

  • 家族のような温かみを感じてもらえる看護師
    【看護師26歳(山形県出身)】

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    私は、看護師1年目から総合病院で勤務し、地方の慢性期病院や回復期病院も経験をさせていただき、自分のなりたい看護師像ができてきました。
    新人の私がなりたい看護師というものは、患者様に寄り添い家族のような温かみを感じてもらえる看護師でしたが、実際には、急性期病院で患者様に十分な時間をかけて寄り添うということは現実的に難しく、どうしても流れ作業のような看護をしてしまうことがありました。

    自分のしたい看護で悩んでいるそんな中、地方応援でじっくり患者様と関わる時間を持ち、時間があるから患者様に寄り添える看護師になれるわけではないと痛感しました。
    十分な知識や技術があれば、その分患者様を客観的に看て心に余裕が生まれ、短い関わりの中でも患者様に必要な情報を提供し信頼関係を築くことができ、私のなりたかった寄り添える看護師になれると分かり、現在邁進しております。

  • 家族看護
    【看護師27歳(東京都出身)】

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    優しくて患者様を笑顔にできる看護師になりたいと、学生の時は夢見ていました。しかし、現実は忙しいと業務に追われ、中々コミュニケーションをとることも難しい時もありました。経験を重ねるにつれ自分にも余裕が出来てきた時期に、先輩から患者さんのことばかりではなく、ご家族の方の気持ちを考えることも必要だと教わりました。

    そこから私は家族看護を大切に仕事してきました。看護師になり7年経ちますが、そのうち5年は小児科勤務だったため、家族が主になることが多かったためそれを実践することで情報収集がしっかりでき、協力して退院に向けての準備ができていました。

    最近は在宅の仕事をする機会があり、在宅でも家族看護の大切さを学びました。まだまだ経験も知識も未熟なので自分が持っているものを活かしつつ、もっと勉強し知識と技術を身に付けて、家族看護に活かしていきたいと思います。

  • 国内外問わず活動できる看護師に
    【看護師30歳(千葉県出身)】

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    大学時代から看護の対象は年齢や人種や国境に関わらずすべての人間だと考えており、国内外問わず活動できる看護師になりたいと感じてしました。

    前勤務病院では若い世代の多い病棟でチームリーダーとして、チームの統率、カンファレンスの運営など行いマネージメント能力を養うことができました。また人材教育として心停止などの患者の急変にチームで対応できるように勉強会や実技トレーニングに運営側として参加し、看護師4年目から、大学院に入学し、国際保健研究室で研究と仕事を両立しました。

    私の強みは、相手の話を聴き、想いを表出してもらうことで、次にやるべきことを決められることです。患者様の問題解決につなげる為に私が心がけていたのはコミュニケーションとは「時間×回数」だということです。接する回数を増やしていくことでより多くの情報を引き出し、患者さまにとって本当に必要なことを提案できました。

    スタッフに対しても満遍なくすべてのスタッフと話をしていました。それにより、個々の能力・得意分野を把握し、負荷を考えた上で仕事の割り振りが可能になりました。自分の強みや経験を貴院においても活かしたいと考えています。

  • 希望に添えるような看護目標
    【看護師26歳(群馬県出身)】

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    私は、貴院で患者様の気持ちに寄り添える看護を実践していきます。 私がその看護を実践するようになったきっかけは、挿管管理をしていた全身末期癌の患者様との出会いでした。その妻は毎日面会に来て夫を支えていたが、状態は悪化する一方でした。私達医療者は日々の関わりの中で、最後に夫と会話をしたいという妻の思いを聞くことができました。

    そして、私達は気管切開術を行いました。その数日後に患者様は亡くなりましたが、挿管チューブの外れた患者の顔は穏やかな顔でした。妻は最後に夫と会話ができたこと、夫の穏やかな表情を見れたことで、笑顔を取り戻し前向きな発言をするようになり退院されました。
    だから、私は患者様の気持ちに寄り添い、希望に添えるような看護目標を設定し、患者様やその家族が、笑顔で退院出来るように看護を実践し続けます。

    今後の新たな目標としては、海外留学の経験を生かし、海外の方が入院された時に、異国の地でも安心して病院生活を送れるように、看護を提供できる看護師になりたいです。

  • チーム医療を大切にしながら看護を提供
    【看護師36歳(茨城県出身)】

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    私はこれまでに、6年の外科病棟経験・半年のデイサービスでの経験・4年の内科病棟での経験が有ります。 急性期医療や地域医療に携わったことで、幅広い知識を習得する事ができました。そのため、その知識を活かし様々な視点で看護を提供する事ができると思います。

    例えば、外科病棟での勤務の中でストーマケア・創傷ケアについて多くの研修参加しまた経験を積みました。そのためデイサービスでは入浴介助時に様々な皮膚トラブルのある方に対し簡単なアセスメントをする事ができ、ケアマネジャーとともに連携しながら看護を提供できました。
    デイサービスでは、在宅中心の看護を目の当たりにしました。病院ではベターと考えられていた治療方針が在宅では、家族や介護者が実際に実践できる介護・看護が必要であり、私達医療者と家族・本人の意向が違う事は多々有りました。
    そのギャップにいろいろと思い悩んだことは有りましたが、その人にとって、家族にとっての答えはひとつではない事を介護士やケアマネージャーとともに考える事ができ、とてもいい経験になりました。その経験はその後の大学での糖尿病看護に大きく活かされたと考えます。

    大学病院では、主に糖尿病看護に力を入れ、活動していました。日本糖尿病療養指導士という資格を保有し、病棟・外来での指導また、患者会にも積極的に参加させていただき、患者様とともに糖尿病について考えてきました。
    この資格を習得し、5年が経過いたしました。その間研修・学会に参加し常に最新の知識に目をむけ看護を提供して来た事で様々なケースを経験しました。私はこのような、経験を活かし患者様と向き合い、チーム医療を大切にしながら看護を提供できると考えます。

  • 患者や家族が求める治療や看護
    【看護師38歳(埼玉県出身)】

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    看護師になって15年近くになります。私は正看護師になって初めて配属になった救急医療について、とても関心を持ち、色々な勉強会に積極的に参加し知識や技術を習得してきました。

    看護師にとって「あれ」と気づいたり感じることは大切なことです。何が起こっているのか、これから起こる可能性は何か、何をする必要があるのかを常に考え、判断し、行動していかなければならなりません。
    そのためには、自分の経験や技術に驕ることなく、常に時代に合った知識や技術を積極的に学び、安心して治療が行える環境を作っていく必要があります。

    また、救急救命という現場は、突然予想もしないことが起きます。一瞬にして患者、その家族の人生を変えてしまい、時には残酷で受け入れられない状況下に置かれることも、辛い大きい選択を迫られることもあります。
    緊迫している環境の中で、私たちは家族の思いに寄り添い、患者や家族が求める治療や看護が受けられるよう支えていきたいと考えています。

  • リーダーシップを発揮できるよう日々努力
    【看護師29歳(秋田県出身)】

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    私は約7年間、秋田県秋田市の急性期病院に勤務していました。
    全科混合特別個室療養病棟に5年以上勤務し、急性期・周手術期の病態生理の知識、アセスメント能力を習得しました。また、慢性期・ターミナル期の患者・家族の身体的・精神的・社会的・スピリチュアルといったトータルペインの把握に努め、他職種と連携しながらQOL向上に努めてきました。

    現在は消化器・血液・代謝内科混合病棟に勤務し、消化器の内視鏡治療やがん化学療法、糖尿病療養指導に力を入れています。
    これまでの経験から、総合病院の役割を担う貴院を利用される、様々なニーズの患者・家族へ安心・安全な看護を提供できると思います。地域性や患者の社会・家族背景が今までの環境とは異なるかと考えます。

    しかし、これまで培った知識・経験と、コミュニケーション能力を活かして看護師、他職種と連携しながら、療養生活支援や退院支援を実践したいと思います。
    よりよい看護が提供できるよう、早期に環境に慣れ、メンバーシップのみならず、リーダーシップを発揮できるよう日々努力したいと思います。

  • 笑顔を絶やさないコミュニケーション
    【看護師30歳(兵庫県出身)】

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    私が看護の実践で大切にしていることは「笑顔を絶やさないコミュニケーション」です。患者さんにとって入院生活は、「楽しい」と思えないことが多く、生活に制限があるし、時に大きな苦痛を伴うことがあります。

    笑顔で入院期間を過ごされる方のほうが治療に意欲的で、辛さの訴えは少なく感じています。どんなに忙しい時でも、少しでも多く患者さんと時間をもつことを心がけ、話しかけやすい雰囲気で接して信頼関係を作り、何気ない会話から笑顔を引き出せるような看護をしたいと思っています。

  • 寄り添う看護
    【看護師35歳(兵庫県出身)】

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    私は大学病院の外科急性期病棟で勤務していた時から、在院日数の短縮を求められる中、どうしたら患者さんもご家族も安心して退院をむかえるような支援ができるかを考えて、看護をしてきました。
    これまで当たり前に出来ていた「話す」「食べる」「歩く」などが当たり前にできなくなることは、患者さんもご家族も当惑され、不安を覚えます。

    私は入院期間に患者さんの機能が少しでも回復したり、代替機能を通じてできるようになった時に、患者さんだけでなくご家族とも一緒に喜び合いながら関わってきました。
    これからも、術前から患者さんのご家族にも寄り添う看護を実践していきたいと思っています。そして、病院から在宅や地域へのスムーズな繋がりを実現していきたいです。

  • 誠実で丁寧な対応
    【看護師32歳(広島県出身)】

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    看護師として臨床の場で医療チームの一員として働く中で大切にしていることは協動して働くということです。
    その中で医療チームにおける情報共有は重要なものであり、特に患者と多くの時間を共にし、患者の思いを医療者全体に共有し質の高い医療、満足度の高い医療を提供する上で看護師の役割は大きいと考えます。

    高齢化が進む昨今で入退院の繰り返しや長期的に治療に取り組んでいる患者も多く、その際、治療的背景、家族・生活背景を尊重した積極的な看護師の介入が治療への理解、参加意欲を高めることにより精神的ストレス、不安を軽減させることができると考えています。

    その中で看護師としてベッドサイドから、得た情報から患者の状態のアセスメントを発信していくことや、他職種や看護師間で協動して得た共有した情報やアドバイスなどを活かすことで、患者へより質の高い看護が提供できるように努めています。
    また患者からより多くの情報を得る為にも、患者から得ることのできる小さなサインを見逃さずフィードバックを行っていき、誠実で丁寧な対応を日々心がけています。

  • アセスメントする力が必要
    【看護師32歳(群馬県出身)】

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    私は脳卒中ICUで3年間勤務していました。そこは意識レベルの低下や麻痺の悪化など、病状悪化が起こることが多い急性期病棟でした。その中で感じたことは、変化に早急に気づけるように日々の患者の状態観察やその人の個性を把握し、アセスメントする力が必要ということです。
    血液データやバイタル、検査結果、全身状態など、総合してアセスメントし、その患者にどのような事が起こるリスクがあるか、予測し、行動する事が大切だと思います。

    まだまだ未熟ではありますが、3年間の経験と学びを活かし、患者の変化に早急に気き、患者が1日でも早く病状改善に繋がる看護を行なっていきたいです。
    看護は1人ではなく、他の看護師や他職種との連携が必要だと思います。報告・連絡・相談を怠らず、他者との連携を大切にしていきたいと思います。
    また、私は海外でボランティアをしていました。患者が外国人だったとしても、コミュニケーションを怠らず日本人と変わらぬ看護を実践していきたいです。

  • 患者家族のニーズに沿った看護
    【看護師26歳(群馬県出身)】

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    私は看護専門学校卒業後、脳神経外科病棟で4年間勤務しました。急性期病棟だったため、術前から術後の看護や、脳神経外科病棟の特徴でもある言語障害や麻痺といった後遺症における看護、回復過程における患者さん1人1人にあったケアの仕方など、たくさんのことを学ばせて頂きました。
    多くの患者さんと入院から退院まで関わらせて頂き、退院までの関わり方、他職種との連携なども勉強させて頂いた4年間でした。

    しかし、看護師の資格を取得してから離島医療にも興味があったため、宮古島での病棟勤務を志望し半年間という短い間でしたが勤務してきました。離島看護では、どんな状態でも最期は自宅で看取りたいという患者家族が多く、それまで病院で看取ることが当たり前と考えていた私には衝撃的でした。
    その経験を経て、患者家族のニーズに沿った看護を実践し提供していきたいです。また臨床の現場では学ぶことも多いため、知識・技術の向上に務めて行きたいと思います。

  • 話しやすく、信頼できる看護師に
    【看護師31歳(茨城県出身)】

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    入院は人にとって一大事です。そんな緊急事態に一番身近でサポートさせていただくのが看護師です。患者さん本人も不安だとは思いますが、家族も不安です。家族が入院した時には、寂しい思いをしていないだろうか、痛みはないだろうかと心配になります。

    祖母が入院した時に、患者さんやその家族とよく話をする看護師がいました。皆に平等で親しみやすく、家族のことも気遣い親身になってくれました。この方が担当でよかった、と感じたのを覚えています。治療やリハビリテーション、生活のサポートも大事ですが、患者・家族の思いや訴えを引き出し、受け止めることも看護師の重要な役割です。

    それぞれに生活があり、優先すべきものがあり、ネガティブな感情を抱くことも多いと思います。私は患者や家族がどんな思いなのかを常に考え寄り添い、この看護師なら話しやすい、信頼できると思っていただけるような関わりがしたいと思っています。

  • 患者様と関わる時間をつくることが大切
    【看護師29歳(群馬県出身)】

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    私はこれまで4年半という短い期間でありますが、消化器外科内科病棟で勤務し、さまざまな病期にある患者様やスタッフと関わってきました。私が看護学生の時、看護観とは理想的な看護師像の事であると思っていました。しかし、忙しく業務をこなしながら自分らしい看護とは何だろうと考えた時、経験を通して以前の考え方とは変化していたことに気づきました。

    日常業務に追われていると、時間内に業務を終わらせる事ばかりに一生懸命になってしまいがちでした。その時、自分は何がしたくて看護師としてここに居るのだろうと思いました。
    その疑問の答えについて考えたとき、私の看護師としての看護観は新しく知識や技術を得るために研修や学習を行うことは勿論ですが、それ以上に看護師として患者様と関わる時間をつくることが大切であると思います。

    そのためには看護師として、まずは協調性をもって業務にあたり、職場の環境やスタッフ間の調和をはかる努力が必要と考えます。また、療養生活のなかであっても少しでも患者様らしくいられるよう、患者様の療養環境の調整やモチベーションを保てるよう配慮ができる事が大切であると思います。
    さらに、上記のような看護実践をしていくために、基本的な笑顔や心配りに加え、精神的なゆとりを持って業務に臨めるよう今後も努力していきたいと思いました。

  • 患者様のニーズに応じた看護
    【看護師・27歳(佐賀県出身)】

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    私は公立病院で循環器、心臓血管外科、呼吸期、内科をメインとして三年目から病棟編成により乳腺、形成外科が加わり急性期病棟で三年半勤務しました。主な内容としては、循環器外科、血管外科、肺がん、乳がんによる腫瘍摘出術、気胸、形成外科の術前、術後、退院指導。また、心臓カテーテル検査、ステント術、ペースメーカー植え込み術のカテ出し、カテ迎えとペースメーカー植え込み術後の生活する上での注意点などの指導を行っていました。

    放射線療法、化学療法の抗がん剤の取り扱い方法に注意しながら実施していました。科学的根拠に基づきアセスメントし看護を展開し患者様により良い看護を提供することはもちろん家族やキーパーソンの存在も治療や今後の方針に大きく関わっていくため他職種との連携を図りながらADL・QOL向上、維持へつながる方法を提供し橋渡してきな存在になり患者様、家族の両者の思いを踏まえた上で患者様のニーズに応じた看護展開しまた、疾患も違えば患者様の色々な悩みや不安を抱え、またそれぞれの人生ストーリーがあり相手の立場に立って考え、患者様が辛く不安な時は寄り添い、しっかりと傾聴することを心がけ業務に取り組んでいました。

    褥瘡委員会に所属し他職種と患者様の疾患、データ、ADL 状況など総合的に観察しベッドのマットや食事内容の変更など実施していました。 当方は循環器内科、外科が単科であることから循環器について専念し、さらによりよい看護を提供することが出来るよう知識や技術の習得を深め、極めていきたいです。

  • どんな状況でも早い判断と決断力を
    【看護師・32歳(福岡県出身)】

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    私は、民間病院一般病棟で内科~外科の患者様を受け入れ、幅広い疾患の患者様の看護をしてきました。大学病院では新生児集中治療室と内科混合病棟(内分泌疾患、呼吸器・循環器内科)で専門的な治療や看護を学びました。
    医師会病院、内科・小児科病棟で小児~高齢者まで幅広い年齢層の患者の看護を行い、家族への在宅看護指導等を含めた退院支援も行いながら患者様と家族と共に関わりを持ち看護を行ってきました。

    島内に唯一の急性期総合病院では日々近隣の島や診療所からの患者様受け入れやヘリ搬送をしたりと今まで経験出来なかった看護を知る事が出来ました。

    看護師として働く中で、まだまだ知らない知識や技術、現状や環境があると見に染みて感じています。これまでの看護師経験で得たものを活かしまだ知り得ていない知識や技術等を習得していきどんな状況でも早い判断と決断力をもち患者様や家族の方々に寄り添った看護が出来るような看護をしていきたいと思っています。

  • 自分自身も成長し役立つ人材に
    【看護師・30歳(熊本県出身)】

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    地元の公立病院では約6年間一般病棟に配属でした。消化器呼吸器外科で4年、整形外科で2年務めました。地域の中核病院であったので、担当医が治療から最期まで担当していた為、ターミナル期の患者や化学療法を併用している患者等も混在していました。
    応援ナースでは、昨年は長野の病院の救命病棟で6ヶ月、次に千葉の病院の整形外科・脳外科混合病棟で1年勤務しました。

    貴院は急性期病院であることと専門科が多く院内での研修や勉強会なので自分自身の学べる場も多いと思ったからです。急性期病院での看護師の役割や治療を学び、入院から退院を見据えた患者または患者家族への看護を実践していきたいと思っています。
    希望の病棟は経験のある病棟ですが配属していただいた病棟で自分に不足している部分は勉強し、自分自身も成長し役立つ人材になりたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。

  • より安全、安心を感じてもらえる
    【看護師・38歳(熊本県出身)】

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    私ができることは、整形外科の外来、病棟、訪問看護、オペ前、後の処置、オペ直介助、外介助です。その他に、デイサービスや特別養護老人ホーム利用者の健診、急変時対応もしていました。

    次に小児科外来での診察介助、小児に対する処置、検査、点滴等です。また、療養病棟(内科)では、胃ろう、腸ろう、経鼻栄養を必要とする患者の看護。呼吸器、心電図モニタリング、急変時対応をしていました。

    これまでの経験を生かしこれからも、患者様、またその家族へ対して、より安全、安心を感じてもらえる様な、少しでも相手に寄り添える様な、そんな看護をしていけたらと考えています。

  • 患者さんの心に寄り添った看護
    【看護師・34歳(東京都出身)】

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    私はこれまで呼吸器内科、整形外科、脳外科、高齢者施設で患者さんのケアに携わらせてきました。そのため幅広い看護ケアに対応できます。急性期、回復期、終末期のすべてのステージの患者さんに関わってきたので、それぞれのステージの看護のニーズも理解しています。

    派遣看護師の経験もあり、様々な施設でいろんな人たち(患者さんとその家族、スタッフを含む)とからコミュニケーションを取ってきたので、新しい職場での連携をとることも長けていると思います。
    またオーストラリアの高齢者施設で介護の仕事をし、看護学生として病院と高齢者施設で実習しました。そのため多様性について理解しています。

    訪日外国人数が増えている昨今、宗教や文化の多様性を理解し、かつ外国語に対応できる看護師の必要性は高まっていると思います。以前、成田空港近くの病院で勤務していたとき、外国の航空会社のスタッフが緊急入院してきました。しかし英語しか話せない方だったため、私がメインで関わらせて頂きました。
    私自身、幼少期に通院、手術歴があるので患者さんの心に寄り添った看護を実践することを常に心がけています。

  • 焦らないように深呼吸
    【看護師・28歳(熊本県出身)】

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    私ができる看護・実践したい看護は、常に笑顔で接することです。私はHCU・急性期病棟での勤務歴があり、たくさんの患者さんやご家族の方と接してきました。以前勤務していた病院では、業務に追われ患者さん方としっかり目を見て話したり、患者さんの気持ちを考えたりすることができていませんでした。

    そんな中、患者さんから「疲れた顔してどうした。あんたが笑ってないと元気のでらんよ。」と言われてしまい自分の余裕のなさに気づき自分を見つめ直すきっかけとなりました。入院されている患者さんは身体的な痛み、精神的な痛みと少なからず苦痛を抱えています。時にはストレスや不安からいらだっていることもあります。

    患者さんへの説明や教育指導、急変時などは私自身も余裕がなくなってしまうときがあるかもしれませんが、焦らないように深呼吸をして患者さんに限らずスタッフの方々に対しては笑顔で接していきたいと思います。

  • 患者様に安心感を与える看護
    【看護師・31歳(福岡県出身)】

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    私の実践したい看護は患者様に安心感を与える看護です。来院させる患者様は少なからず不安を持っています。身体面はもちろん、精神面では多岐にわたる不安をお持ちであると考えられます。そういった患者様と接する機会や時間の多い看護師として、確かな知識と技術をもち、患者様に丁寧に接する事が不可欠であると考えます。

    どんなに丁寧に患者様と向き合えても知識や技術の乏しいければ更なる不安を与えてしまいます。また知識や技術だけ長けていても看護師として勤まらないと考えます。看護師としては当然のことのように考えますが、これまでの経験から繁雑な業務をこなす中でこれらをきちんと行うのは案外難しいことのように感じます。

    双方バランスよく身につけることを常に心がけ患者様が安心して治療を受けられる手助けをすることが私の実践したい看護です。

  • 看護業務に戻りたい
    【看護師35歳(長崎県出身)】

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    少し前まで看護師とは違った仕事をしておりましたが、日が経つにつれ看護業務に戻りたいという思いが強くなって参りました。ナースパワーより応援ナースというお仕事を紹介して頂き、新しい土地で自分が今までしていた看護業務を思い出す事が出来ました。

  • 一緒に考えて関わる事を何より大切に
    【看護師25歳(熊本県出身)】

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    私の強みは誰とでも気さくにコミュニケーションを取れることです。2年間退院支援の委員会に入っており、患者の今後の生活を見据えた看護介入を行える様、勤めて参りました。家族と密にコミュニケーションをはかり、一緒に今後の目標を立てるように関わって参りました。今後自宅で生活を行っていく上で、何を重視しているかを一緒に考えて関わる事を何より大切にしております。

  • 患者の気持ちに寄り添える看護
    【看護師30歳(佐賀県出身)】

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    私が実践したいことは患者の気持ちに寄り添える看護です。看護師になってから自身でも入院、手術を経験したことにより、治療に対する不安、痛みに対する恐怖に苛まれました。これまで看護する側だった自分が、看護をされる側に立つことで初めて、患者の気持ちを味わいました。

    この経験を踏まえ、患者様の抱える不安や恐怖を軽減、緩和できるように努めたいと思いました。表情や言葉からどう感じているかのを考え、常に患者の立場に立って考える事を忘れずに関わって行きたいと思います。

  • 自分がして欲しいことを相手に行う
    【助産師33歳(福岡県出身)】

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    これまで周産期領域に約8年、看護師・助産師として携わってきました。「自分がして欲しいことを相手に行う」をモットーに助言・ケアを行ってきました。その結果、患者との信頼関係が出来ていると感じています。

    小学生となったNICUの卒業生と交流が現在もあり、また患者アンケートで「〇〇さんでよかった」「また〇〇さんに取り上げて欲しい」という言葉をいただきました。この仕事をしていて本当によかったな、と感じています。

    母性領域の看護に興味がある学生さんは決して多くはないと思いますが、少しでも私が感じている喜びを感じて、学生が母性看護に興味を持てるよう援助できればと思っています。

  • どんな看護が出来るかを常に考えて行動
    【看護師28歳(広島県出身)】

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    私は現在、地域に密着した急性期の病院で勤務して3年目になります。そこでは、患者さんからたくさんのことを学び、元気をいただき、やりがいを感じながら日々働くことができています。
    急性期という病棟柄、患者様への対応が満足にできない場合も正直たくさんあります。しかし、急性期だからこそ一人ひとり患者様に寄り添って看護ができるよう、患者様にどんな看護が出来るかを常に考えて行動するようにしています。

    退院時には「○○さんにお世話になった。ありがとう」と声をかけていただいた時はとても嬉しく、やりがいを感じました。今後も患者様や更にはそのご家族の方達のニーズに合わせた看護ができるように日々、看護師として知識やスキルを磨いていけるように努力していきたいです。

  • 患者様とのコミュニケーション
    【看護師30歳(島根県出身)】

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    私は患者様とのコミュニケーションが、看護師としてとても重要だと考えています。救命救急センターで勤務する中で、突然の疾患や受傷における患者様の精神的ストレスへのフォローが重要であると学びました。

    患者様は非日常空間での検査や処置、自分の病状や苦痛に対し大きな不安や強いストレスを抱えています。そのような患者様に私が看護師として関わる際に、少しでも不安が取り除けるようにと、検査や処置の前後に丁寧な声掛けを行ってきました。
    後日、急性期から脱した患者様やそのご家族から「あの時に声をかけてもらってすごく安心しました、マスク越しでもその時の看護師さんの表情を覚えています」とお言葉をいただき、看護技術や知識だけを重視するのではなく、気持ちに寄り添って関わることがとても大切だと実感しました。

    急性期の医療現場では緊急性を伴う医療処置が優先される場面が多く、患者様とゆっくりコミュニケーションを取る時間は確保しにくいのが現状です。私は限られた時間の中でも十分な声掛けや説明を行い、いつも患者様の気持ちに寄り添えるような看護を続けていきたいと思います。

  • 看護観に触れることで成長
    【看護師31歳(広島県出身)】

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    私は看護学校を卒業後、急性期病棟で経験を積みました。入院患者さんは高齢者で重症な方が多く元気に退院することができない患者さんばかりでした。そのため患者さんを看取る機会が多かったと思います。 看取りの看護は何度経験しても答えがなく自問自答し悩むこともありましたがカンファレンスを開き、同僚や先輩に助言をもらうことで多くの患者さんの看取ることができました。
    日頃どんなに業務が忙しくても同じ職場・チームでの情報共有を大切にしサポートし続けることが質の高い看護師に繋がると確信しています。

    現在も私は急性期病棟で勤務しています。整形外科の病棟となりリハビリで回復していく患者さんの姿を見て、これまでと違うやりがいを感じています。
    看護師として働くうえで私が大切にしているものは「患者さんや家族が何を望んでいるのか的確にキャッチして看護師として何ができるのか考え寄り添っていく」ということです。 看護観は経験を通じて変化していきます。

    私は人の看護観に触れることで成長してきました。自分も看護師として活躍されている方々にも役に立ち良い連鎖ができるよう日々成長していきたいと思います。

  • 生活背景や家族背景を把握する
    【看護師31歳(高知県出身)】

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    入院中の患者の看護だけではなく、退院後の患者の生活、人生を考慮した上での入院中の看護師の関わりが患者のQOL向上に大きく繋がると考える。
    看護師2年目、退院指導を実施したが、退院から1週間後に心不全の憎悪で再入院となった患者を受け持った。その患者は退院指導の内容をほとんど実行できていなかった。私は驚くとともに、私の指導は全く意味をなしていなかったことを知った。

    私は患者の嗜好や生活習慣、疾病理解の程度など十分把握することなく、“退院指導”という一つの業務を実施していただけだと気付いた。
    疾患によっては退院後スムーズに日常生活に戻れる患者もいれば、慢性疾患のように疾患管理が生命予後に関わってくる患者もいる。いままでにも患者の病態的には退院可能だが、退院後の疾患管理が難しいと判断され退院させられない患者を多く見てきた。

    そのため、入院中の日々の看護業務の中で早期より積極的に患者・家族とのコミュニケーションを図り、患者のパーソナリティー。疾病理解度、生活背景や家族背景を把握することがまずは重要である。その時の対処法を指導し、時には方法を一緒に考え、本人だけでの管理が困難であれば家族に支援を求めるなどの関わりも可能となる。これらの援助は入院中と実生活へもどってからの隔たりや戸惑いを少なくし、患者が疾病と向き合い管理できるよう促すことができる、そのような看護が入院中から必要であると考える。

  • 患者が望む生活
    【看護師29歳(岐阜県出身)】

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    私の看護観は患者や家族に寄り添い安心感を与え、個別性やQOLを尊重した看護の提供です。私は急性期の脳外科・耳鼻咽喉科・口腔外科病棟で約6年正社員として、脳外科・整形外科の回復期病棟で約1年応援ナースとして勤務してきました。
    A氏は悪性腫瘍の患者で術後一時的に回復し退院することもありましたが、再入院を繰り返し徐々に衰弱していきました。患者や家族は希望を捨てず治療に懸命に取り組みましたが、徐々に衰退し、趣味の飲酒や孫と遊ぶこともできなくなり、食べることも話すことも症状悪化により困難になっていきました。患者を支える家族も患者との関わり方に困惑し衰弱していく患者を受け入れきれず悩んでいました。

    私は患者のところに誰よりも足を運ぶよう努めました。患者の話を患者のペースで傾聴し、患者の要望にできるだけ添えるよう医師や家族との連携に努めました。意識がない状態でも身体に触れながら患者に話しかけながらセルフケア介入を行いました。
    家族が関わり方に悩んでいる時は一緒に患者の身の回りのことをしたり家族の想いも傾聴するよう努めました。我慢強い患者でしたが、余命が短いことを悟り「家に少しでいいから帰りたい」と伝えてくださりました。チーム、主治医、退院調整室、訪問看護、家族、患者本人と話し合い、自宅で過ごすにはどうすれば良いのか患者を取り巻く環境調整も患者や家族の想いを考慮しながら一緒に考えていきました。
    家族は患者を支えることができるか不安を漏らすこともありましたが、患者らしい最期を一緒に考えたことで、一時的ではありましたが退院することができました。入院中は点滴や栄養剤の投与のみので一切食事を摂取できなかった患者が、家族が作った食事を少しでも口に含んだり、好きだったお酒を舐めたり、面会制限があった孫と長時間過ごせることができました。

    患者や家族が望む全てにこたえることは難しいこともあります。望み通りにならないことももちろんあります。脳外科の患者は特に、意識障害や言語障害等で症状を訴えることが難しい場合も多く、何か訴えていても理解しきれないこともありました。
    点滴の実施、患者のセルフケアの介入は看護師としての技術面のスキルも患者と関わる上では必要不可欠ではあります。しかし、それらは今までの経験や勉強をすることで対応できます。

    患者の希望や訴えを感じ取り、自分や自分の家族だったらどうしたらいいのかと患者の立場にたって考えることで、患者の気持ちに寄り添った看護は提供できるのだと思います。
    患者や家族それぞれに、生活背景や人生観があるので、患者が望む生活を過ごせるよう患者と直接関わることを継続していきたいと思います。わずかな変化、異常の早期発見は関わることをしないと気付けないと思います。
    今まで培ってきた経験を生かし、患者に合った看護を提供できるよう臨機応変に対応し、実践していきたいです。

  • 自分の看護に自信を持つ
    【看護師30歳(岐阜県出身)】

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    私の看護観は患者様一人一人に寄り添った看護の提供です。患者様に安心感を与えられ、そして信頼していただける看護師が私の理想とする看護師像であり、学生時より持ち続けている目標です。
    そのため、知識・技術の向上を図り、自分の看護に自信を持つことが必要であると考えています。看護師が不安であると患者様も安心して治療に専念することができないため、どんな時でも笑顔で患者様と接することを意識して働いています。

    以前は看護師としてばりばりと仕事をこなすことが目標でしたが、それだけが看護師の仕事ではなく、患者様が疾患を抱えながら生活を送る、その手助けをしていきたいと考えています。

    看護師として働き、経験を積むことでできることも増えてきています。忙しさのあまり患者様に向き合えず、業務をこなす事のみに捉われてしまい歯がゆさを感じる事もありましたが、今後も患者様を敬い倫理に基づいた行動を念頭に、自分の理想とする看護師像に近づけるよう日々の努力を怠らないようにしていきたいです。

  • 本当の看護
    【看護師 神奈川県在住 49歳】

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    看護というと滅私奉公的な感覚でとらえている人が多いと思います。でも私は、そのような感覚で看護していても楽しくないし続かないのではと思います。

    私が新人の頃働いていたのはこども専門の病院でした。メンタル的な問題を抱えている子供と、心身共に健康であるけれど肢体が不自由で手術のために入院している子供の病棟にいました。メンタルの病を持っていた子供の中には乳幼児もいました。その子は可愛らしい顔をしていて、病棟でも人気者でした。その子の担当になる日は嬉しかったのを覚えています。
    肢体不自由児施設では中学生の男の子もいました。長期の療養なので施設内の学校に通っていて宿題なんかもありました。私はテスト問題を作ることも好きで、その子に問題を出して添削なんかもしていました。今思えばその子が私に付き合ってくれていたような気もしますが、どちらかというと看護師と患者というよりも病院ライフを楽しく過ごすための友達という感覚で日々を過ごしていたような気がします。
    いずれも生命に関わる病気ではなかったため、お気楽だったのかもしれませんね。そこでは看護するというよりも、こどもに元気をもらえたなと思っています。

    一方で看護学生で実習をさせてもらった患者さんは、深刻な病気の方もいました。それでも、実習が終わるときには、ハンカチや生まれた子供の写真や感謝の言葉をいただいたりして私が励まされたような気持ちになったことを覚えています。
    実際に病院で働いていたのはだいぶ前のことですが、今思うのは人に何かを与える、してあげるのではなく、その人自身に興味を持って接するという気持ちでいた方が自然な看護が出来るのではないのか、と言うことです。興味を持つというのは、その人の人生観、価値観、好きなことは何だろうと思うこと。患者さんは、今はたまたま病気で入院していて、人の助けが必要なだけで実は弱者でも何でもない。よく考えてみれば、私達も普段の生活の中で様々なところで人に助けられて生きているわけです。人の助けなしに生きていくという人生はあり得ないのです。

    そういう点では患者さん看護師という前に対等な人間同士であるという感覚は意外に大事なのではないかと思っています。自分より年輩だから尊敬しようとか、そんな風に無理に思う必要は全くない。そう思ってしまった時点でその人への興味は失われ「尊敬して接しなければ」という義務感からの仕事になってしまう。それよりも「この人はどんな考え方をして、どんな人生を歩んできたんだろう」と思うこと。

    そのためには好き嫌いも含めて自分軸をしっかり持つことも大切で、そこから自然に人にも興味を持つ事が出来るのではないかと思います。「仕事で」お世話をするのではなく、友達や先輩に接するように自然に相手の助けになることが出来る、そこにプロとしての観察力が加わる、そんな気持ちでいれば自然にその人の為になれますし、本当の看護はそういうものなんではないかと、思うのです。

  • 個々のニーズに合わせた看護
    【看護師 大阪府在住 35歳】

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    私の看護観は正看護師3年目に確立した。「常に相手の立場に立って考え、最高の笑顔、思いやりやさしさを持って接すること」が私の看護観である。私は幼いころから母親に「女は愛嬌、思いやりやさしさを」をモットーに育てられ、普段の生活でも常にその言葉を大切に行動している。

    看護の場面ではもちろん科学的根拠に基づきアセスメントし看護を展開し患者様により良い看護を提供することは大切ですが、患者様の現病暦や既往歴、家族構成や社会的背景などを把握し、それを踏まえたうえで患者のニーズに応じた看護展開が必要である。
    患者様は個々それぞれ色々な悩みや不安を抱えており、またそれぞれに色々な生きてきたストーリーがあり、相手の立場に立って考え、時には意図的に介入したり時には配慮して介入したり個々のニーズに合わせた看護を提供する、患者様が辛く不安なときにも私はまずは最高の笑顔で挨拶し、しっかりと話を傾聴する、そして最後にはまた最高の笑顔で言葉をかけます。
    ありがたいことに「あなたの笑顔で本当に元気になれる」と患者様に感謝のお言葉を頂くたびに「本当に看護師をしていて良かった、また頑張ろう、患者様との出会いに感謝」と心から思える。

    私は数十年急性期の病棟で勤務してきた。あまりの多忙さに十分な関わりを持てないことも沢山あり、患者様からは「皆さん忙しそうね、気を使ってしまう」といわれたこともあった。患者様は様々な病気で入院し苦痛や不安、ストレスも多いのに全く患者様の立場に立った思いやりのある看護ができていない、自分のことで精一杯な状態では患者様と向き合いよい看護を提供できない、患者様を知ろうとする姿勢、患者様を思いやる気持ちがあってこそ看護は生まれるのではないかと深く考えさせられた。
    私たちにとってはいつもとおりの忙しい業務かもしれないが、患者様にとってはそうであってはならなく、忙しくても患者サイドに行きVSや状態観察だけでなく個々にあわせた看護介入をしていくことでストレスの軽減、患者の信頼感、安心感、闘病生活への意欲も沸くのだと実感した。

    看護師の仕事は大変であるが、それ以上にとてもやりがいのある仕事であり、患者様からもらうパワーは自分への活力になり自分を成長させてくれる糧となる。患者様の立場に立って相手を思いやる気持ちを大切にし最高の笑顔で接する、今後さらによりよい看護ができるように更なる知識や技術の習得、人と人との関わりを大切にしていきたい。

  • 期待
    【看護師 岐阜県在住】

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    転職する前に、医療現場にいました。看護師をしていたわけではありませんが、看護助手という職種で10年ほど働いていました。直接の医療行為をすることはありませんでしたが、看護師さんの指示に従い緊急の要する仕事をしていました。
    その中で私が見ていて素晴らしいなと感じたのは、やはり見る観点が的を得ているということです。何がどうしてどうなっているのかを的確に判断されて働きかけている様子には毎日感心していました。傷ついた身心を医療という現場で看護されているその姿には、時として助けの祈りに似たもの一命を救う行為は素晴らしく敬愛されるものです。

    感染症などの病菌に身を守りながら勤務する姿勢、シフトのきつい時間との戦いを垣間見ていました。特に家庭を持った看護師の勤務は激務でつらいことも行くたびもあったことと思います。
    強くそして適格に行動し人としての理念を持っている人に素晴らしさを見ていました。医療現場にていくら看護助手として働いていたとしても結局のところ資格がないと簡単な爪切りや座薬の挿肛すらできませんでした。看護師としての無資格な自分がなにもできず無力感を感じていました。

    学生が毎年入ってきて最初は私たちと一緒に仕事をしていたのに2年3年するうちに看護師として働かれていく様子をはたから見ていて若い子たちはいいな、覚えることも早いし看護師として自信をつけていく様子をはたから見ていて自分だってやれるじゃいか?と思うことがよぎることがたびたびありました。看護師は強い生きていくに強くいられる。給料だっていい。できるものなら今からでも目指したいくらいです。もう少し早く思い立つべきだったなーとの思いが強くなってます。
    現場にたくさんの看護士がいるけど思い上がりのある人も少しは見えるけど、多くの方は本当に昼夜構わ働かれている。この世に医師や看護師がスクラム組んで取り組む姿勢にはどんな時にも敬服です。急変に迅速に対応するそして回復を願いしっかり責任とプライド持って職務に就く。これこそこの職種のだいご味と思う。

    横から見ている助手から一言「いつもありがとう。そしていつまでもあきらめない看護を全うされることを切に臨んでます。」看護観というと私や素人からは藁をすがるようなことに期待に答えてくれるそんな状況を考えます。止まった心臓を戻して蘇生して死の淵から帰ってくる人たちを1人でも多く救ってください。それをできるのを看護師と医師氏しかいないんですよ!

  • 人として
    【看護師 沖縄県在住 29歳】

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    「私が大切にしていること」それは入職した時から変わらず、「患者を想う家族にまで、しっかり目や心を配りお支えすること」。患者さんは自身の治療や闘病生活に加え、自身を一心に支えてくれる家族に対し、感謝の想いを抱くと同時に、申し訳ないという想いも必ず持っている。私たち看護師は、そのような患者心理にも目を向け、ご家族に対してしっかり向き合いサポートすることが求められている。患者さんも、患者さんを支える家族も、私たちの看護の対象であるという事を常に忘れてはいけないと考える。

    看護とはプロフェッショナルな職であり、生涯、学び続けなければ患者の想いや期待には応えられない。看護師は卓越した専門知識・技術を必要とするが、まずは「人として」という土台をしっかり養わなければならいと考える。その上に成り立つ職業人としての看護師でありたい。
    ナイチンゲールの言葉に「この世の中に看護ほど無味乾燥どころかその正反対のもの,すなわち,自分自身はけっして感じたことのない他人の感情のただなかへ自己を投入する能力を,これほど必要とする仕事はほかに存在しないのである」という説がある。技術や知識では決して満たすことが出来ない、「人として」どう感情を汲みとるとるのか、どこまで「寄り添った想い」に触れられるか。

    私たち看護師は人として患者さんに寄り添い、知識を持ったプロとして対応をする。オスラ-もまた「医療はアートであり取引ではない。使命であって商売ではない。その使命を全うする中で、あなたはその心を頭と同じくらい使うことになる」と述べている。
    私たちに求められているのは、「人としての心」なのである。その心に触れた時、患者さんは「この人になら・・・」と安心感を抱き、また自身を看護師や医療者に委ねる事が出来るのだと思う。

    私の看護観は、「人として」という言葉に尽きるのかもしれない。私たちが向き合っているのは、「人」なのだから。人間性を兼ね備えたプロこそ、看護師である!と私は思う。先輩や指導者は後輩や学生に「プロとして観る」とはどのような事なのかしっかり伝えていかなければならない。患者さんをプロとして観るためには、どこをどのように観ることなのか、1つ1つ丁寧に伝えていくことが大切であると考える。

    全人的に患者さんを観るとはどのようなことなのか、そこには卓越した知識や技術が必要で、「人として」だけでは事足りないのである。看護師にとって、大切なモノは何か。1つの角度からではなく、多角的に考え追求していく必要があると考える。私たちが、患者さんと向き合う時と同じように。

  • 寄り添う看護
    【看護師 埼玉県在住 32歳】

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    私は、小学校2年生の時に看護師を志しました。きっかけは、看護師さんを密着したTVを観てこういう仕事があるのだと思いました。母からも、あなたはおせっかいだからこの仕事に向いていると見出され、衛生看護科のある高校を卒業し、専門学校に行き看護師になるには、最短の道で看護師になれました。
    配属された場所が内科のターミナル期の多い病棟でした。 新人の私に何ができるのか、私にできることをやってきました。私は、どんな状況の患者さんにも、寄り添う看護を忘れませんでした。

    信頼される看護師になる。これが私の理想の看護師。どうしたらいいのかは、その時にはわかりません。ただ、ひたすら、目の前にいる患者さんに向き合うこと。熱がある患者さんには、夜勤中、氷水で額に冷たいタオルをあて続けたり、ガンの患者さんで疼痛がある患者さんには痛みの部位をさすったり、人生に寄り添い看護をしてきました。

    一番の心に残っている患者さまが、聴覚障害のある患者さまで、内科病棟から、オペ適応になり、外科に転科してしまいました。入院時より関わっていたので、転科した後も面会に行きお話を聞いて寄り添っていました。ある時、聴覚障害の患者さまは声を出すことに抵抗があると思うのですが、私が内科に帰る後ろ姿に向かって大きな声でありがとうと言って叫んでくれました。それは、彼の一番の大きな声であったと思っています。涙があふれました。

    私は、看護師になり、12年目を迎えました。私がいつもやっていることは、誰にもできることだと思っていますし、特別なことをしているわけではありません。患者さんが入院をされた後にどう生きていきたいのか。新人の私には最初は重荷でした。はるかに人生の先輩方に、私が言えることがあるのか。
    何度も看護師を辞めようと思ってきましたが、今では経験を積み重ねた引き出しのおかげで人生に寄り添い患者さまからは、心が暖かいと言われ、あなたがいると安心すると言われています。そのことは、私にも良い影響を与え、より良い看護を提供できています。

    私は今でも初心を忘れずに、明日を生きるのに困っている患者さんがいたら、常に寄り添い、その人の立場に立ち、看護をしています。私の看護は、どの場所、どんな人でも提供できるので、今は応援看護師という立場で、今まで経験して学んできたことで、患者さまに力になれることがあれば、力を発揮しています。
    信頼のある看護師は、私が今もこれからも看護師でいる限り信頼のある看護師を模索していくと思います。患者さんからのありがとうがある限り私の看護観で対応して、人生を導いていきたいです。

  • 家に帰るまでが遠足
    【看護師 京都府在住 40歳】

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    私の看護観はツアーナースの仕事についてからは、「家に帰るまでが遠足」です。少し笑ってしまいそううな、楽しくやわらかい看護観に思われるかもしれません。けど本当に研修旅行最後の挨拶では無事に家に帰れる事を願って大きな声でみんなに伝えています。

    医療現場ではいかに苦痛や人生の縁にたっている患者さんに寄り添い、この手でできることを時間と戦いながらするのが精一杯な状況。けど私の出会う10代は元気いっぱい、修学旅行が楽しみな生徒さんです。なので、修学旅行で楽しい思い出をいっぱい作って持って帰っていくのが普通です。
    私が最初ツアーナースの仕事を始めた頃、家に帰るまでが遠足です。と言う言葉は、自分自身に向けられていました。初めて会う何百人かの生徒さんに挨拶をして、緊張と不安で本当に私一人で大丈夫?体力持つかな?あと何日だろう?移動が多くかなりハードな工程なのに生徒さんがあまり夜寝てない子が多いとか、病気や怪我につながらないか心配したり。無事に終わるようにと願いつつ、毎回試されてる感覚でした。

    修学旅行や遠足、登山にも来れる子達だから安心していると、よく吐く子が多かったり。どうしたら、っという思いは最初は生徒さんと一緒っだたかも。病院ならすぐに着替えることも、手洗いも色んな物品も、休むところもあるのに。お手洗いの場所さえわからず、探すことから始まったり。
    朝、お世話になったホテルから出発するときに階段を踏み外し頭を打って倒れてる子がいる。と呼ばれ駆けつける。添乗員さんや先生は離れたバスへの誘導や引率でバタバタの状況。団は移動し動いていく。

    全体の中で生徒の怪我の状態をみて安全、連絡、相談 、連携をおこなっていく。慣れないことが突然起こってくるだけでなく時間がない時が困りました。生徒さんも突然体調不良を訴える子も。よく聞くと数日前や前日だったり、もっと早くに言えるでしょうという場合が多々あり、先生とコミュニケーションをとり生徒さんの事を察していく。
    体を大事にゆっくり休めるようにと思っていても旅行中はなかなか難しい。メンタルな事でも体調不良を訴えてくる子も多く、よく話を聞き少し休めたらまた一緒の活動に戻れるようにしていました。

    けど、中には参加できても終了することができない子もいました。名古屋から京都につき熱を出した小学生がいました。夜中に親御さんが迎えにきたけれど、帰りたくない。平気と泣いていました。よっぽど楽しみにしてたんだと可哀想に思えてならなかったです。
    生年月日を見るとその子の誕生日でした。両親はどんな思いだったのか。その子をしっかりと抱きしめてお世話になりましたと言われホットしたように帰られました。ああ、私が預かっていた想いが見えたような瞬間でした。その子の感情も伝わってきて、家族の無事で元気でと言う思いも伝わってきて。

    家に帰るまでが遠足ですと言う言葉は、思いやりや願いや責任が重なって本当はとても重い言葉に感じられます。私は修学旅行で出会う生徒さんの笑顔を見守りながら元気に家に帰れる事を願い、手で看るもっともシンプルで、けど愛情深い看護を大切にしています。

  • 急性期
    【看護歴:30年】

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    よく公的行事の救護をする事がある。何万人と人々が集まり、一人で救急を任せられることがあるが、常に時代に合った知識や技術を知っておかねばならぬと痛感する。
    意識のない人は、そのまま救急隊に依頼するが、問題はただ気分の悪くなった人、今頃だったら熱中症がほとんどであるが、それでもただクーリングだけで良いか、判断に迷うことがある。たくさん人が来るため優先順位をつけるのも難しい。これ以上症状が悪くなれば病院へ搬送だが、どうすればよいか、訪問看護でも経験したが、自分独りで判断するというのは難しいし、怖い面もある。

    そのような場面を経験すればするほどナースも研修医並みの臨床が必要ではないかと思う。特に小児科など医師不足であるため我々が応急処置する事が多い。看護師は法律上医師の診察の介助となっているが、アメリカのナースのように初期段階の診察、内服薬の処方を任せられることができるナースプラクティショナー制度が早く日本へ開かれればもっと救急が充実してくるように思う。
    教育内容も濃くなり、給料面ももっと違ってくるだろう。レベルも上がってくるだろう。プロ意識ももっと出てくるに違いない。救急をやっていて常に勉強が必要であると、これからも看護師として仕事を続ける上で重要だと切実に思った。

  • 慢性期
    【看護歴:30年】

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    私は、以前精神科でアルコール依存症の病院で働いたことがある。 入退院を繰り返しては、また同じようにアルコールを浴びる程飲む、そんな患者を見てきた。
    その患者達を支えるアルコール依存症の会、家族会等の見学をしたことがある。夫や妻、子供達が生活に苦しみ悩みを共有する会である。いったいどうして繰り返すのか、治癒するにはどうしたらよいか等家族からの叫びはすごい。

    一方当事者達は、ストレスがたまり、家族に当たり散らし、仕事すらもいけなくなってしまっている。会で私も発表したことがあるがとにかく酒に手を出さない、抗酒剤を飲みなさい、会の例会に参加しなさい等さまざまな事を発表した。
    患者達は、今まで家族から非難されたり、逃げられた者も多い。だが自分一人だけでそうなったのか、そうさせる原因があるのではないか。そうかんがえると社会の厄介者扱いされているだけではすまされないような気がする。

    ストレス社会において自分だけで治癒解決するには無理があるように思う。このような慢性疾患は根治するのは難しい家族が社会が手を組み理解を深めることが重要であり、看護師は、やれやれと押すばかりではなく一緒に考え見守っていく事が重要だと思う。

  • お産
    【看護歴:27年】

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    核家族化に高齢出産、最近は出生前胎児診断など・・・お産の現場はひと昔前と比べるとがらりと様子が変わってきました。高度不妊治療が進化し妊娠された方の出産、経済的理由などから未受診妊婦の出産も増えつつあり、助産師も広くいろいろな場面での対応が求められています。
    出生数自体は減っているのに・・・関わるべく妊産褥婦やその後の育児など、内容が複雑で、その時々での力量が試されます。分娩スタイルも多様化し、「陣痛は痛いもの。それに耐えてこそお母さんになれる」などという考えは古くなり、無痛(和痛)分娩も増えつつあり、産む側のお産に対する意識も変化してきてます。

    私のような昔教育を受けた助産師は、どうしても時代の変化に上手く乗り切れないところがあり、現場では戸惑うことしばしば。しかしながら、母子にとって安全で安心できる環境づくりと、元気な産声を聴けるよう、その時できる最大限サポートするという基本は何ら変わっていません。

    助産師として、また人生の先輩として優しく、時には厳しく接していき、お母さんたちに満足や安心していただくためには、自分自身が人間として日々、成長し続けなければ仕事を続けることは困難です。
    そのため、まずは勉強、そしていろいろな情報をキャッチし、柔軟に対応し、いろいろなことにチャレンジするなど、人生の見聞を深めていくよう今後も頑張りたいと思います。

  • 亡き母とわたし
    【看護歴:8年】

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    看護師になって9年目を迎えた。9年といえばベテランナースのはずが、転勤、出産、子育てを繰り返しているうち月日ばかりが過ぎ、患者さんと深く関わる事ができたのは最初の3年だろうか。 

    私は母を3歳で亡くした。死因は成人T細胞白血病。そして私の最初の配属病棟は血液内科。『希望したわけでもないのに!』と驚き、運命というものを信じてしまった。私は母と同じ病の人がどのように病気と向き合い、受け止めていくのか、そしてそのような患者さんに看護師として何が求められているのか、それを知るために3年間働いた。

    しかし3年の歳月では短すぎた。その後は夫の転勤で数ヶ月働いては退職…の繰り返し。いろいろな職場で経験を重ね、近い将来、再び血液内科で勤務し、看護師として自身に何ができるのか探求し続けたい。きっとこれが看護師として働く私の根底にあるものなのだと思う。

  • 急性期での関わりから生まれた私の看護観
    【看護歴:7年】

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    私は急性期病棟で7年間勤務をし家庭の事情にて退職しました。7年間長いようで短かった気がします。急性期という病棟柄、業務の多忙さに追われ正直患者様への対応が充分でない事も多々ありました。
    しかし、私は祖母の入院を気に、家族の立場からナースと関わる機会ができました。その時に一番感じた事は、ナースにとっての患者様はたくさんいるけども、家族にとってはかけがえのない大切なひとだという事です。

    ナースは業務の中でつい作業的にこなしてしまう事も沢山あります。たとえばB.B時の洗濯物もただ単に袋につめてあるのと、きちんと脱いだものをそのままではなく反対にしておいたり、汚れ物は軽く水洗いしてくれていただけで手をかけてくれたという思いで嬉しくなりました。

    そして祖母の入院を機に、私は患者様がもし自分の家族であったらという思いを大切に看護をしていこうと決め勤務してきました。これからもこの思いは大切にして看護させて頂こうと思います。

  • 回復期、慢性期における生きがいを感じられる看護
    【看護歴:20年】

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    現在の日本では、高度医療により生命の危機を脱しても、その人らしい人生を送ることを支えるシステムが十分とは言えない現状があります。私は急性期病棟を経験した後、訪問看護の分野で働きました。

    その際に、十分な退院支援が出来ないままで、在宅療養に切り替えざるを得なかった多くの患者様や御家族様を看させて頂きました。そして、回復期や慢性期における看護が非常に重要である事に気付きました。従って、回復期や慢性期における看護に力を入れている病院で働いてみたいと思っています。
    特に、クオリティー・オブ・ライフを重視している所が希望です。「命は救われた。しかし、以前の様に生活できなくなった。そして、生きがいを失った。」という負のスパイラルから救出し、生きがいをもって、残された人生を精一杯生きて頂きたいと切に願っています。

    また対象者様だけでなく、スタッフのライフ・ワーク・バランスにも力を入れている病院で働いてみたいです。一度きりの人生です。自分も自分の周りの人々も、皆笑顔で生きがいを感じられる看護を目指して、これからも歩みたいと思います。

  • 慢性期
    【看護歴:5年】

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    ある日10時BT37.7の発熱があり、吸引にて白色粘粘稠痰が普段より多くみられ、意識レベルJCSⅡ-10その他バイタルは、P82BP116/74SpO2 96%と変化はありませんでした。
    A氏に対して私は、まず肺炎を疑いましたが、呼吸音は左右差なく、肺雑音も聴取されませんでした。腸蠕動音は下腹部普段と変わりなく聴取されました。この際にまず聴診を行おうと思ったのは、呼吸の観察を踏まえ呼吸の観察が重要だと思ったからです。

    血圧は普段と変化ないため、3日間排便がなかったので、浣腸を行い、何便多量の排泄がありました。その後熱を再検するとBT38.1まで発熱があり、採血等の検査がありました。胸写上は異常なく、採血ではWBC10460CRP0.66と炎症反応あり。Na139K4.1と脱水傾向ということで、補液の為輸液療法開始となり、尿検査では、混濁2+WBC3+と尿路感染が疑われる検査データがみられました。
    クーリングと輸液治療を開始しました。クーリング行う際に背中に多量の汗をかいていることがわかりました。20時血圧が実測で70/48 HR60まで低下あり意識レベルJCSⅡ-10。レベル変化なし。

    その後血液培養検査等があり、血圧は下肢掌上で上昇みられました。翌日12誘導心電図の検査を行いましたが、異常みられず。尿路感染症による脱水の為血圧低下とのことでした。腹部の単純撮影の写真では、前回より腸内にガス貯留の増加がみられました。
    今まで、レントゲンの判読はみてもわからないものでしたが、A氏は定期的に腹部単純撮影を行っており、A氏の経過をおってみていくうちにガスは黒くはっきり映ってくることがわかってきました。

    A氏は長期臥床の方で、腹圧がかからないことと活動低下から腸蠕動低下によるため便秘が起きていました。便秘に対し投薬も行っているが、困難であり摘便施行しても排便がない際浣腸をしていたが、浣腸をすることにより排泄を促されると共に対内の水分も多量に排泄されるため、安易に浣腸に頼りすぎるのは危険だと思いました。
    浣腸の行為は迷走神経を刺激し、結果により血圧以下やショックを招きまことがあります。自分は今までどうしても便が出ない便秘に対して浣腸をすれば良いと安易な考えでした。また排日排ガスを促しても、レントゲンにてガスが貯留していたことを踏まえ排ガスの必要性を改めて考えました。

    今後、しっかり排ガスを行っていく為には腹部マッサージや温罨法です。腹部マッサージを行う事で腸が刺激され腸蠕動運動の助長になります。排ガスを促すために、腹部マッサージの他に活動を行うと腸蠕動が亢進するため、A氏の場合だと今回家族の希望にて車椅子乗車をすることになりました。実際車椅子乗車を開始してからA氏は毎日排便が出ていました。
    今後便秘に対してはしっかり触診法にて下腹部の膨満の有無、聴診法を行い、腹部の状態をみていこうと思います。

    療養型病棟では長期臥床の方が多く、誤嚥性肺炎、尿路感染の為、急な発熱が起こることがあります。今回A氏の場合は尿路感染を起こしました。A氏は多量の尿失禁があり、便秘を防ぐため、内服等により排便を促しており多量の便が出ます。A氏は尿路感染のリスクは高い状態です。
    A氏はその為しっかり陰部洗浄を行い陰部の清潔を保っていこうと思います。尿路感染を防ぐために陰部洗浄以外に残尿をなくすこと、脱水になると尿が濃縮されるため尿路感染のリスクが高まります。

    ケアとして、残尿を無くすため、体位の工夫としてベッドアップし残尿無くように行っていこうと思います。脈や血圧、水分出納、尿の性状、体重などまたその方の発汗状況をみて脱水になっていないか注意していく事が大事だと思いました。各一人一人の患者さんに対してどんなケアが必要かを考えて看護を行っていこうと思います。

  • 介護系施設
    【看護歴:15年】

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    私は、正看護師の資格を取得し、急性期の病院に従事してきましたが、結婚を期に退職しました。子どもが幼稚園に入園し、また社会復帰したくなり、介護施設に復職しましたが、病院での看護とは大きく異なり、驚きと戸惑いの連続でした。

    まずは、利用者様にとってそこは生活の場であること。病院は病気を直すところですが、施設では日常生活なのです。利用者様との関わりは、もちろんですが、ご家族様とのコミュニケーションを密にとる必要があります。また、褥創など発生してしまった際に、充分なケア用品もなく、今あるもので対処しなければならず、工夫が必要です。

    このような状況で、看護とはと考えさせられました!治療最優先ではなく、利用者様の生活、お考えに傾聴し、ご家族様、介護スタッフと共に、一丸となり、利用者様の健康管理にあたるべきであると再認識しました。安心・安全はもちろんですが、QOLを維持しながらも、安らげる看護を提供していきたいと思います。

  • 慢性期医療
    【看護歴:15年】

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    私は、定時制の看護学校を経て、正看護師の資格を取得しました。そのときから、地域医療に携わり、多くの患者さんと接してきました。慢性の疾患を抱える患者様は、長期間の通院を強いられ、通院が生活の一部と言っても、過言ではないと考えます。

    毎回の通院のなかで、支えになるのは、最新の医療の提供はもちろんですが、私たちスタッフの細やかな気配り、優しい声かけだと思います。日常生活のことなど、傾聴し、患者様に共感すると共に、医療スタッフとしてできるアドバイスを行うなど、心の安らぎにも繋がる、看護を提供したいと考えます。地域の方に、愛される病院作りをお手伝いしたいです。

  • 一般内科病棟
    【看護歴:6年】

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    私は、学生時代から、考える看護観と共に、働くうえで、更に別の視点から大切だと思う看護観ができた様に思います。学生の時からあり、働くうえで、更に大切だと感じたことは、異常の早期発見です。
    バイタルサインや検査データなどの、数値的なものから、異常を早期に発見するのはもちろんですが、普段から、患者様と密にコミュニケーションをとる。コミュニケーションをとれない方であっても、表情などをしっかり観察し、何かいつもと違うことに気づくことができる。そこから、異常の早期発見につながり、患者様により適切な治療、看護ができると思います。

    また、働いていくうえで、更に大切にしたいと感じたこと、それは患者様の背景に気を配るということです。背景と一概に言っても、その方その方で、家族構成や、退院後の生活、退院後の生活に対する思いなど様々である為、それらを、入院時にしっかり情報収集し、退院後の生活を視野に入れた看護がとても大切であると思います。

    また、私は、そういった看護が好きなんだなと改めてて痛感し、急性期で、患者様の状態がめまぐるしくかわる病院より、患者様全体像を把握してその人に合った看護を提起できる所で看護していきたいなと思っています。

  • 急性期
    【看護歴:19年】

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    私は、看護とは患者様の様々な疾患に対して、治療から完治することを目指し看護をしていくだけではなく、かなりの精神的フォローも必要とされるものだとおもいます。患者様それぞれの疾患も勿論違うし、心の中も違うので、今何を思っているか、何を訴えているかの心の声を聞いてあげられる看護をできているかを、いつも考え仕事に望んでいけたらと思っています。

    また、充分充実した看護を提供することで大切なことは、まずは、看護師の体調、精神的なコンディションがよくないといけないと思います。実際、看護を提供するだけではなく、患者様から学ぶことも沢山ありこの仕事は、すごく人生にとっても奥深い職業だと思います。

  • 外来
    【看護歴:9年】

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    外来は患者さんとの関わりの玄関口だと思います。一日に何人もの患者さんとお会いし、看護を行い、接する時間は短時間である事がほとんどですが、とても重要な役割りを担っていると思います。
    短時間の間に患者さんの情報収集をし、医師との連携をとり、必要な看護を行う。忙しいという気持ちが態度にでてしまった時、看護師からしたら気づかないくらいの短時間の出来事ですが、患者さんにとってはそうではありません。その不快な気持ちからもう二度とこの病院に来るのはやめようとも考えてしまうかもしれません。

    また、小さな訴えから、重篤な症状を見抜き、的確に対応をしていかなければ、命に関わるため、小さなサインを見逃してはいけないのです。外来看護とは、病院の顔であり、対応の仕方ひとつで、印象は変わる上、患者さんの小さなサインを見抜くための五感を司る重要な役割りを担っていると思います。

    胃痛の訴えで来院され、それは胃の疾患が原因とは限らず、心筋梗塞などが原因である痛みであったりといった事もあるので、医師の診断や治療前の問診時、安易な判断は危険であらゆる事を想定して対応をしなければいけないのでとても責任が重い分、やりがいのある仕事だと思います。

  • 看護師になって
    【看護歴:14年】

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    看護師という職業に従事して約10年の月日が過ぎました(准看護師も含めて)。私は、初めから看護師を目指していたわけではありません。高校を卒業してしばらく医療事務の仕事に携わっていました。
    そんな日々の中で、子供時代、身体が弱く、よく病院にかかっていたことを思い出しました。お世話になった優しい先生や看護師さんの事をよく考えるようになりました。そしていつからか私も看護師になって人の役に立つようになりたいという気持ちが強くなっていきました。

    看護学校に入学して資格取得までも何度も挫けそうになりました。私が諦めずに看護師の国家資格を取得できたのは、同じ夢を持つ看護学校の友人達や、支えてくれた家族のおかげです。10年経った今を振り返ってみても免許があって良かったと心から思います。私は今まで急性期病院、慢性期病院どちらも勤務してきました。急性期は主に整形外科、消火器内科、内視鏡などです。病棟や科により職場環境や雰囲気は様々です。当たり前ですが知識だけでは務まりません。入職当時は分からない事や、出来ない自分にいらだちを感じることが沢山ありました。

    しかし、1つ1つの目の前の課題を一生懸命頑張りました。そうするうちに本当に少しずつですが仕事を通して看護技術や、医療スタッフの一員という自分の姿が見えてきました。仕事から得た人間関係や技術はかけがえのない私の財産です。これからもこの仕事を通して成長していきたいと思っています。

  • 回復期
    【看護歴:18年】

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    私は、さまざまな理由でいろんな看護を経験してきました。精神科病棟、救命救急病棟、ICU、老健や、内科外来など、ちょっとずつ摘まむように、病院を転々としてきました。でも、どの分野のどの看護でも、知識と技術、コミュニケーションなど、さまざまな事を求められます。もちろん、自分なりに経験を積み、頑張ってきたつもりですが、慣れてくると忘れがちになってしまう、患者様の立場にたって、接するという事が疎かになっていると、最近感じます。

    時間内に業務を終えられるよう、時間を区切って自分のペースで看護をしてしまっていると、ふと気付き、反省してしまいます。淋しいからとナースコールを何度も押してくる患者様に、ついそっけない態度をしてしまったり、夜眠らないからと、すぐに睡眠薬を投与したり、事務的に対応しているのではないかと思ってしまいます。毎日忙しく、50名近くの患者様を夜勤では受け持ちます。

    しかし、忙しさを理由に疎かな看護は提供したくありません。確かに、深い知識も技術も大切ですが、自分が患者になったとき、自分の大切な人が入院したときに、この人に看護を提供してもらいたいと思えるような看護師になりたいと思います。今も回復期ですが、次は、少し入院人数も少なく、一人の患者様や家族と向き合って、在宅に支援できるような看護を提供できるような病院を探していきたいと思います。

いかがでしたでしょうか。出来る限り沢山の看護師さんのお声を掲載いたしました。”看護”に少しでも関わっている方は少なからずとも共感できる部分があったのではないでしょうか。
看護師一人一人看護観が違います。是非ご参考にされてみてください。