留学ナースおすすめ情報 日本の看護師免許

日本の看護師免許

国内だけではなく、世界の最先端の医療を見たい、実際に体験したい!自分のスキルはどのくらい通用するのか?看護留学したい!ボランティアも経験しておきたい!などなど。海外に興味がある方も沢山いらっしゃるかと思います。それに伴い、日本の看護師資格は共通で使えるのか、使えないのか。国によって資格取得方法は違うのか。など色々な疑問が出てきます。そこで、海外で働きたいと考えてらっしゃる看護師さんに、役に立つ情報をご紹介いたします。

看護師の資格は万国共通?

海外に行った時の日本の看護師免許はつかえるのか?

当たり前の事ですが、看護は万国共通です。せっかくなら、看護師の資格を活かして世界で活躍したいと思う方もいらっしゃるかと思います。しかし、海外で看護師として働くには、各国の免許が必要となるケースがほとんどです。したがって日本で取得した看護師免許は、そのまま世界各国で使用できないのが現実です。資格取得の為の学校に通い、現地の看護師免許を取得する事になります。留学、海外研修、ボランティアの場合は特に今ある資格で問題はないでしょう。あくまでも国際看護師として働く場合に限ります。現地での資格取得方法が日本看護協会「外国人看護師の看護師資格取得について」から一部抜粋しております。

外国人看護師の看護師資格取得

アメリカ
審査 各州によって異なる。
「CGFNS」という機関に看護師として必要な単位を持っているかどうかの査定を受け、「NCLEX-RN」と呼ばれる資格試験を受験。
語学力検査
受験の有無
看護教育プログラム
受講の有無
不明
カナダ
審査 各州によって異なる。
「学位」があり、過去5年間で1125時間の就労経験があること。英語試験を受け、看護師試験を受験。
語学力検査 有※
資格登録する州による、仏語または英語の審査が課される
受験の有無
看護教育プログラム
受講の有無
カナダでの実習経験が250時間必要(州によって異なる)
オーストラリア
審査 日本での看護師資格取得状況により異なる。
「学位」があり、看護師経験があれば英語試験のみ。看護短大専門卒かつ看護師経験があれば、現地大学に通い看護学位をとる
語学力検査
受験の有無
看護教育プログラム
受講の有無
オーストラリアの学士教育と同等の教育と認められない場合、ブリッジプログラムを受ける。
ニュージーランド
審査 日本で「学位」を持っている方は、英語試験合格後、看護協会に登録申請。
その後、指定校で必要となるコースを受講。「学位」がなければ学校に通う必要がある。
語学力検査
受験の有無
看護教育プログラム
受講の有無
必要と判断された専門プログラムを受講。
イギリス
審査 英語試験と必要書類の提出。
語学力検査
受験の有無
看護教育プログラム
受講の有無
20日間の大学講義と臨床実習。
ドイツ
審査 州によって異なる。
語学力検査 有(ドイツ語)
受験の有無
看護教育プログラム
受講の有無
不明

やはり各国ともに審査があり、語学力が必要不可欠となっているのが分かります。イギリス、ニュージーランド、オーストラリアなどでは、外国の看護師資格を取得した看護師に対して、優遇措置により、その国の看護師資格を発給している国もあります。その他の国は、各国独自の看護師資格試験を受験し、免許を得る事が原則です。上記の様に国により看護師登録制度が異なりますので、事前に調べておきましょう。

海外で看護師資格を取得する為の情報収集として、日本看護協会>>>から情報収集すると良いでしょう。 看護留学は、自分の医療に対する認識、見え方を改める事が出来ます。今後、留学して海外でどうなりたいのか、明確なビジョンを持っていないと、看護留学からの国際看護師は難しい道のりかと思います。まずは、計画を立ててみるところから始めてみましょう。