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特集!!介護施設のお仕事をご紹介♪

超高齢化社会となった日本は、2040年にピークを迎えるまで高齢化は進行し続けると言われています。介護・在宅分野は14万人の看護師が必要になると予測されていますが、病院やクリニックなどの医療現場では看護師の募集は大幅に減少するとも言われています。医療現場でも在院日数の短期化を進めるのに、介護施設との綿密な連携が不可欠になっています。
看護師さんの転職事情も大きく変化しており、介護施設への転職も選択肢としてめずらしくなくなってきました。この特集では介護施設のことやその業務内容を簡単にまとめました。これまで介護現場の転職を思いつきもしなかった方、はじめて介護分野に転職をしようとしている方はぜひ参考にしてくださいね。

介護施設とは・・・・

介護施設とは、高齢者の方を中心に介護サービスを提供する施設の総称です。
ちなみに病院では看護対象を「患者」と呼びますが、介護施設では「利用者」と呼びます。
さて介護施設は、利用者が自宅から施設に通われる「通所施設」と、利用者が短期・長期で入所して生活される「入所施設」と大きく2つに分かれますが、様々な種類があります。

介護施設の種類

介護施設を4つのグループに分けてご紹介します。

在宅+介護系サービス、居住+介護系サービス、通所系サービス、居住系サービス

通所施設

通所系サービス

通所系サービスで診察をする看護師

デイサービスやデイケアなどがあります。利用者が自宅で暮らしながらその人らしく生きることができるように、丸1日リハビリや食事、入浴のサービスを提供しています。施設に通うことができるので医療度や介護度が低く、業務内容はバイタルチェック・お薬の管理・入浴前後のチェック・急変時の観察が主な業務となります。

入所施設

要支援から要介護の方まで、多様なニーズに対応して様々な入所施設があります。

居住系サービス

居住系サービスで配膳をする看護師

サービス付き高齢者住宅や有料老人ホーム(住宅型・健康型)では、基本的に居住スペースを提供するサービスのため、介護や医療ケアは外部の介護サービスや訪問看護を利用します。そのため看護師募集は、施設常駐型の訪問看護師としての募集が多く見受けられます(手厚いケアを目的に看護スタッフを採用する求人も例外的にあります)。

居住+介護系サービス

居住+介護系サービスで患者の世話をする看護師

ケアハウス・介護付き有料老人ホーム・特別養護老人ホームでは、要介護の利用者に居住スペースと介護サービスの両方を提供しています。居住系サービスとは違い、施設内で介護サービスを提供できるため、看護スタッフも施設スタッフの一員として働きます。介護利用者の多くが介護度と医療度が進行するため、胃ろう・呼吸器などの医療処置や、看取りまで行うケースが増加しています。そのため、一定レベルの看護師としての経験や知識を求める求人が急激に増えつつあります。日勤のみの仕事が多いですが、介護付き有料老人ホームでは夜勤あり勤務の施設も見られ、雇用形態は多様化しています。

老人保健施設

老人保健施設で患者に寄り添いサポートする看護師

病院と介護施設の中間的なリハビリ施設と言われており、退院してきた患者さんをリハビリして在宅復帰を目指す施設です。
介護施設の中でただ一つ医師が1名常駐する施設ですが、他の介護施設と同じようにリハビリを目的にしているためセラピストや介護士が多く、看護師は少ない配置人数です。
また、認知症利用者にリハビリを提供する認知症専門棟を持つ施設も多く、認知症に興味のある看護師さんにおススメです。夜勤ありの求人が多く、病院から介護施設に転職する方にもおススメです。夜勤は看護師1名体制で不安を感じる方が多いようですが、介護士夜勤配置は手厚いので、多職種とのチームケアを意識すると心配ありません。

介護施設に転職する
メリット

  • 病院ではできなかった患者さんとの深いかかわりを持つことができる。
    入院・処置・退院という病院の短期的な治療プロセスとは異なり、
    介護施設では介護を受ける方に長期的で多様な視点からのアプローチができる。
  • 業務の負荷がチーム内で分散され、ワークライフバランスを両立できる。
    病院では看護師が業務の負担を背負っているが、介護施設では介護士や
    セラピストが日常業務をメインで担当します。かといって看護師が
    楽な訳ではなく、多職種が自分の知識と技術をフル動員して力を発揮するため、
    やりがいも感じることができます。
  • 病院と比べて短期的な処置の変更や病変が少ないため、残業が少ない。
    もう一つのワークライフバランスを両立できるポイントです。
    利用者を観察しケアするのが、看護師だけでなく介護士もセラピストも
    いるという心理的な安心感も重要ですね。

介護施設に転職する
デメリット

  • 医療的な判断を求められる責任の重い仕事でもある。
    医師のいない介護施設では看護者は唯一の医療従事者のため、
    熱発や転倒が起こった時に医療的な判断を求められます。そのため、
    施設内スタッフや、利用者とその家族にも頼りにされる存在なのです。
  • 看護師のための系統的な教育がない。
    新卒教育・卒後教育プログラムも介護関係がメイン。新人看護師が
    いきなり介護関係の就職を目指すことはまだまだ少数です。しかし、ある程度の
    臨床経験をした後の転職ならば、マンツーマン指導をメインにしている介護施設の
    応用技術の指導の手厚さに驚くかもしれません。
  • 多職種が連携してサービスを提供するため、アプローチや考え方にギャップを感じてしまう。
    介護士・セラピスト・ケアマネからボランティアまで関係者は多種多様。
    これまでの看護師だけの仕事場では理解できない事も。でもギャップを
    克服できた時に、人生観や看護観が大きく広がることが魅力のようです。

<介護施設の転職を検討してみたいあなたへ>

看護師の資格を通して身に付けたあなたの知識と技術を本当に必要としているのは、病院よりも在宅や介護施設かもしれません。
もしあなたがジェネラリストとして幅広い対象に多様なアプローチでケアをしたいとお思いなら、介護施設での看護に挑戦することは回り道ではなく、最短距離かもしれません!
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体験者の声

都内の老人ホームに就職


看護師28歳(東京都出身)
都内の老人ホームに就職した看護師イラスト

都内で介護施設に転職しようと思って友達に相談したら、「ナースパワーに登録した方がいいよ」と教えてくれたので登録させてもらいました。
自宅から近い場所で、混雑した電車には乗りたくないなど、わがままで細かい希望をお伝えしましたが、担当いただいた方が私のニーズにあった求人をいろいろ提案してくれました。面接に一緒に付いていただいた時も、丁寧に接していただき、とても助かりました。
友達が転職したいと言ったら、私もナースパワーを薦めたいと思いました!

デイサービスで無事に復職


看護師36歳(愛知県出身)
デイサービスで無事に復職した看護師イラスト

子育てを機に退職してブランクが5年ほどあり、転職にとても不安を感じてました。
担当してくださった方がとても良い方で話しやすかったので、いろいろと相談できました。不安な復職をスタートさせるにはどこがいいか相談した結果、資格を活かして働けるデイサービスが一番条件に合ってそうで応募しました。
面接前にデイの業務内容を教えてもらえたので、久しぶりの面接も不安なく望むことができました。おかげで不安だった復職が無事に決まり、家庭と両立しながら働けてます。本当にありがとうございました。